円居ーmadoi−
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秋が大好きです。はよ、秋らしくならんかな〜。
でも、今日は暑さぶりかえってましたね。ゲンナリ。
さて、カウントダウンがはじまりました。あと1ヶ月。
今年の「ゆうらぼの器展」は10月1日から、岡山市富町のアートガーデンさんの企画でさせていただきます。
ゆうらぼの器展 円居ーmadoiー
2008.10.1(水)~10.13(月)火曜休廊
11:00am~6:00pm 最終日は4:00pmまで
岡山市富町1-8-6 アートガーデン
「円居」とは、
人々がまるく並びすわること。親しく集まり合うこと。団欒などを意味します。
私が大学生になる頃まで、我が家では台所の暖房は練炭火鉢でした。
朝夕が冷える頃になり、学校から帰って台所に火鉢がでていると、とてもウキウキしたものです。
朝、木炭を熾し、練炭をいれた七輪の上にのせ、日中はその上に薬缶をおいて湯をわかしながら部屋を暖め、夕方に豆炭をいれて火種をうつし家族全員分の豆炭あんかを毎晩つくっていました。
私の世代、在住地区ではかなりなアナログぶりで、遊びに来た友達もよくビックリしてました。
いつもシュンシュンと沸いているお湯で宿題のお供にヴァンホーテンのココアを練ったり、ホットレモンを作ったり。毎週土曜日は練炭火鉢のまわりに座布団を敷き、お膳を出して器を並べ、そこでみんなでたこ焼きをしたり、ヤキイモをしたり、おかきをあぶったり、ぜんざいを仕込んだり、......、それが今の私の食への執着につながっているのは明らかです。
めまぐるしい日常の中で、少し気持ちをゆるめて一人お茶をする。
仕事を終えたあと安らかに、家族と、友と、円居する。
たとえひとときでも、そういう時間を持つ事がとても大事なのだと思います。
私たちは、ささやかな幸せの時の為に、日々器をつくりたいと思っています。
「ゆうらぼの器展 円居ーmadoiー」みなさまに来て頂ける事を願い、製作いたします。