歓喜の器
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全員が、「きゃ〜、かわいい〜」「うわ〜、すごい〜」「嬉しい〜!」「すっごく気に入った〜」という歓喜に満ちたご対面となりました。
去年入会したAちゃんは、徒歩1分のところに住む中学の同級生。しばらく会ってなかったけど、あいかわらずオモロー!な毒入りトークを炸裂させながらもこんなにラブリーな女子力抜群の作品を作っています。
Mさんは、コツコツ丁寧にお皿のセットを作成。グリーンの流れる釉薬が彫り込んだ地紋とちょうどいい塩梅でマッチ。貫入がキレイに入っています。爽やかな色が春から夏にかけて活躍しそうです。
以前作った薔薇の絵を書いた抹茶碗をお茶の教室に持参してたいそう褒められたOさん、今回はぼたん、つばき、紅葉....等がしっかりかき込まれていて、ニッポンの四季を閉じ込めたお茶碗です。また褒められるんじゃないかな〜。
技術や技法に興味を持ち、とても熱心に製作をされるOさんは、今回はfumiが使う技法を詳しく聞いて計画的に作られました。
はじめから貫入が浮き上がり、シブーイ仕上がりに大満足のようです。
見えますか?陶器の釉薬の表面にある小さなヒビを「貫入」(かんにゅう)といいます。陶器は長く使っていくとこの貫入が詰まって色が変わって模様が浮き出したようになります。それが味でもあるのですが、雑な使い方をしたりするとカビたりして急激に汚れたようになってしまいます。それならば植物のシブ等で最初から貫入を埋めて模様にしてやろうというのがこの技法なのです。
大人っぽいカッコいい仕上がりです。