空に、ひとり
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たまにはまじめになることもあるんです。
ワタクシは特美っこですが、工芸だったので、絵画はまったくの門外漢です。
でも、アート、特に、絵画というのは、実物を見ないとダメだ(改めて言うまでもない事だけど)と思っています。
とある絵画展に入場したとき、大きな絵画が作者アイウエオ順にギュウギュウに展示されていて、一瞬「うぇっ.....」と思ったのだが、ちょっと見回すと、奥のほうにあるこの絵が発光しているように見えた。
隣の絵との間隔は20cm位しかなく、柱の影になるうえ、段差もある踊り場的な場所なのに....だ。
キャンバスに眼を近づけ、またすこし後ろに下がって、やっぱりブルリとした。
彼女の人柄に触れているだけに、よけいに心が震えたのかもしれない。
でも、かき込むほどに増すようなこの不思議な透明感は彼女だけの世界だと思う。
この絵をこういう空間でもう一度見なおせて、よかった。
彼女の絵の透明感やスケール感は、印刷物では絶対に写し取れない。
今、アートガーデンで彼女の個展「空に、ひとり。」開催中です。
ぜひ、その眼でご高覧ください。岡山の至宝候補筆頭。
アートガーデン企画 佐藤智子 作品展 「空に、ひとり。」
2007年6月13日(水)〜6月25日(月)
岡山県岡山市富町1−8−6 アートガーデン