今日の一皿
|
花芽ほころぶ春、まさに今日のお天気のような人柄の十河さんに久しぶりにお目もじ。
いろいろお話した中で還元落しの話が出て、このまえ岡大の窯に入れてもらっていた器のことを「オ!」と思い出しました。
で、久しぶりに自分用に作ったその還元落しの粉引きの鉢をおろしました。
素地の鉄分が影響して器の表面に浮かぶ桜色の斑の事を御本(ごほん)というのですが、テキトーにブレンドした砂がよかったのか良い具合にこの御本が出て多いに満足。
「おおお!エエや〜ん!!」と自画自賛!
されど、今のところうちの窯では再作できないのでこの器は非売です。
おかずは、ピーマンの和え物。
千切りにして、さっと塩湯に通し、ごま油と醤油と練り辛子であえて白胡麻をパラパラ。
カレー部員はピーマンのクセが好きなので、茹でずに塩でもんでしんなりさせて生で和えたりもします。セロリでやっても美味いです。
一言。やはり粉引きの器は他の器に比べて染みやすいので、米のとぎ汁で下煮してから使い始めた方が良いです。ふだんはそんなに頓着しないズボラ自慢な私も、粉引きはちょっとづつ育てるつもりで大事に使います。